政治学4

1-3選挙権 「主権者」という幻想

先週の話からどうも政治的資源は集積的になっているらしい。
→一人一人の意見が反映されず民主主義の原則が崩れる。
だが、これは我々個人が代表を選ぶのだから考えすぎではないのか?
しかし、その代表の性格は決まっていない。

代表を選ぶということ
1その人の見識を信じて、政治を任せる(託す、委ねる)
2有権者の意向を汲み取って我々の以降道理に動いてくれる人を指名する。
1を「代表」性格は「代表委任」
2を「代理」性格は「命令委任」
という。
1の問題は一人に託しくれるのか?
2の問題はイギリスで以前2を採用していたのだが200年ほど前にこれでは意見が対立するたびに地元に帰って相談しなければならないという問題から1を選択している。
このように一長一短なのにそれが果たして機能しているのか?
小さな政府であるならば1で可能である。しかしこのような大きな政府の場合は…

結果として1も2もダメである。
つまり我々は主権者だが代表を1と2のどちらでもコントロールすることはできずそれを是正することもできないことから主権者というのは幻想である。