D.C.S.S. 第17話:音夢と純一

前半でハレを望んでいたアイシアとケを望んでいた音夢と純一の対比をやっている。それで一つの幸せの形を見せて、さらにかつての先生を出してもう一つの充実している親子関係という幸せを見せている。これで幸せにテーマを絞っているのがよくわかる。ただし、前半最後の音夢の台詞でわざと争点を一旦ぼかしている。
後半では一旦ぼかされた幸せというテーマの具体例として音夢の生活を見ている。でも重要なのは具体的内容よりもその後のアイシアと音夢の話だろう。前半のことをわかりやすく噛み砕いて説明している。
実際には音夢とアイシアでは(純一を)手に入れたものと手に入れられないものという対立点が存在する。*1が、最後にそれをどうにかならないかということで次回へと繋げている。つなぎの回としては非常にテーマ性のある回だった。

*1:前作でお前はアイシアと同じく見返りを求めまくっていたじゃないか音夢と思ったのは自分だけじゃないはず。まあ手に入れたものの余裕かなと考えればいいけど