コゼットの肖像 漫画版 第一巻 桂 明日香著

 買ってきました。なかなか面白かったので感想を、
 けれどその前に一つ、単行本が617円と高い。手に取ったときは結構薄く感じたのでちょっと損した気分。*1
 絵のレベルはかなりの高さ。絵についてはよくわからないのだが特にデッサンのレベルが特筆に当たり綺麗である。
 内容も濃い。毎話ある詩の部分がより一層深みを増している。そこを話に当てはめながら読んでみると深い。これは多分自分がOVAを見てある程度わかっているからだと思う。それでも結構アニメと違うのでそこを記述してみる。
 
1骨董店“香蘭堂”の店主がいる。
 アニメ版だとどこか行っててなんか現地で買ってきてそれを送っている様子。実質店を切り盛りしているのは永莉(笑)
2寺の住職が老人
 OVAだと女性、しかも結構重要な位置に。ただ、この住職も永莉についてる黒い影を見て驚愕しているのでなかなかの霊力の持ち主だと思われることからもしかしたら絡んでくるかもしれない。
3永莉が獣化しない。
 漫画ではコゼット(?)に幻覚を見せられて気付いたら器物の前に
4器物を浄化する儀式がない
 OVAの最大の部分がまるっきりない。
5占い師、コロッケ屋が出てこない。
 その代わり真滝の友人等が出てくる。
6永莉の性格が直情的。
 思い立ったらすぐ行動の性格をしている。アニメだと幽霊に恋した危ない人(笑)と言う印象が強く。さらに行動すらとる前に流されてしまうので頼りなく見える。

漫画の問題点
半袖なのにりんごが安いってどういうことだろう?安いということは食べごろである。しかしりんごの食べごろは冬である。そこらへんの説明がない。*2

 最大の違いはOVAではあくまでコゼットが主であり。永莉は従といった立ち位置になるのだけれど、漫画ではあくまで対等の立場にあると思った。その一点である。

 最近日記をさぼり気味なので今日はまともに。そういえばコゼットの肖像ついにダイアリーに追加されましたね。ちなみに主人公の名前が永莉なのに水莉になっていたので修正しておきました。
 
 次回予告
 次はゼノサーガをやっとクリアしたので書きます。

*1:中を見るとびっしりと絵が書いてあったりするのでこの値段でも納得

*2:私論をいうならばおそらく血を表すのに夏の旬であるトマトよりも聖書に出てくる禁断の果物としてりんごを出したかったのだと推測