幻想水滸伝Ⅳ

 やっとクリア。さっそく感想を書いてみる。
 また例のごとく
 ストーリー・演出・音楽・声優・総合の5つで書きます。
 ちなみに今回はネタバレを多量に含むためまだ見たくないよとかいう人は見ないで下さい。

ストーリー 70点

 面白かったには面白かった。しかし、どうもあともう一歩が足りなかったと思うのだ。例えば同じ幻水シリーズでいえばⅡのルカ・ブライト*1くらいのインパクトのあるキャラが今回はなかった。グレアム・クレイですらキャラとしてのインパクトはあまりなかった。*2
 さらにゲーム本編自体が薄味で複線の含みが少なかったような気がする。それでも幻水シリーズに恥じない王道を突き進んだので点数は高め。

演出 75点

 細かい。目線の動かし方に関してはこっちが感嘆したほど。これで主人公の無口を補っているといっても過言ではないと思う。

音楽 70点

 実は印象にはほとんど残っていなかったり……でも、それは逆に取れば溶け込んでいたとも取れるわけでこの点数。ちなみにオープニングとエンディングの曲はよかったです。特にエンディングは懐かしさが漂ったのでGood。


声優 65点

 キャストを見たのですが知らない人が多い。と思ったのですがローマ字で見づらかっただけで実は結構知っているのではないかと。

総合 70点

 どうなんだろうこの点数。辛いのか辛くないのかどうにかわからない点数だと思う。でもこれがこの作品の点数だというしかない。正直やり始めたときはもっと期待していたのだが……

正直あまり重要でない突っ込み。
 主人公もっと喋れ。もしくはまわりが声なくてもいい。
 主人公の名前のところだけ台詞がないのはしょうがないとしても違和感がある。どうせならアクセント機能とかつけてやってみても面白いかもしれない。(かなり難しいと思うけど)
 仲間が一気になりやすすぎる。いつの間にか本拠地にいたというのが多かった。  

かなり重要な突っ込み
 船の移動が面倒くさすぎる。公式ホームページにまで書かれているのだからこれは問題。
 マップは半分くらいの小ささでいい。移動時間がやたらと長いのは勘弁。地図を見て進んでから「進んだかなー」と思って地図を見ると全然進んでなくてがっかりする。
 エンカウント率が高い。船の移動で戸惑っていると何度も何度もしたくもない戦闘に突入する。
 次の目的地がわかっていると青色の矢印が海図につくのだがそれに結構後のほうまで気付かなかった。どこいっていいのかわからないのが多いのはどうも……しかもどうしてそこに行かなければ行けないのかそこら辺の説明が足りなかった。

 金が足りない。出る金額と入る金額が後半になればなるに連れてものすごく差が大きくなる。おかげで、金を貯めることだけに専念しなければならなかった。いやこれ自体はいいのだが、せっかく稼いでも1分でなくなりそれでも足りないことがわかることが多く、なんとなく鬱になる。
 仲間がなりやすすぎるのも問題だったが。どう考えてもわからないのも結構いる。攻略ページに頼ったのは一度や二度ではない。

 完璧なゲームなどないが最近新しいことに挑戦して失敗しているゲームが多いような気がする。ムービーにやたらと力を入れていたりしていて本編がないがしろになっているのが特に。
 幻想水滸伝4でいえばあれだけのムービー・ヴォイス入りでDISK1枚って少ないのではないかと思う。2枚あればもっと作りこめただろうに。


ラスボス時のパーティー
 主人公 フレア テッド アメリ
 これで楽勝かと思っていたら一回全滅。フレアHP低すぎ!二回目ではフレアに紋章だけ唱えさせて後はずっと戦闘不能。魔防よりHPの方が重要になることが判明。後はテッド・アメリア任せ。主人公はずっと回復させていた。

*1:わからない人のために  Ⅱにおける大ボスの一人ストーリー上何度も主人公を苦しめ、一騎で1万以上の軍勢の包囲網を破るというとんでもないことをした上に、倒す時には3パーティー計18人で倒しきれずのちにさらに弱らせてから主人公との一騎うちによってやっと倒すなどというはちゃめちゃなキャラ

*2:それでもインパクトがあるのは声のおかげ