ビロードうさぎ

梶浦由記が曲をやっているというだけで購入。でも「こんな人にも」と書いてあった紹介に「夜眠れない人」と書いてあったのでこれから早く寝ないといけない日が続くため睡眠剤になるだろうと電車の中で寝ながら聞いてみた。
結果
朗読が耳に心地よく話がすんなりと入ってきてピアノがそれをさりげなく盛り上げていて、気付いたときには話しに引き込まれてとても寝られませんでした。
ほんとうのものとはなんなのか。
それはわからない。
なんとなくわかってきた。
うしなったものはおおいけれど
ほんとうのものになれたんだ。
それはほんとうのものか。
いつもいっしょにいるんだ。
それはできなかった。
そして……
聞いているうちに次は次はどうなると思っている自分に気付きつつ、そして童話に心動かされている自分を笑い。
この話に出ているぼうやのように小さい頃もうぼろぼろになっても意固地に持ち続けていた何かがあった自分としてはまた違う感慨を思い。恥ずかしいゆえに忘れようとしていたいろいろなものを思い出して緩んだ涙腺の始末に困ることになった。