政治学7

また比例代表制については名簿の順位によってもバリエーションがあり

  1. 拘束名簿式   あらかじめ政党が候補順に順位を決める*1
  2. 非拘束名簿式  候補者の名前を列挙するだけで順位をつけず順に決める*2

 
比例代表制の特徴

  • 死票が少なく国民の意見の分布がそのまま議席反映されやすい。
  • 少数派の意見でも議会に議席を持つことが出来る
  • 多数の政党が議会に存在する状況になりやすい

 
小選挙区制の特徴

  • 死票が多く国民の意見の分布と議席の配分が違ったものになる。*3
  • 少数派の意見は議会には反映されにくい
  • 議会に存在する政党の数は小さくなりがち
  • 僅差でも勝ちは勝ちという考え方
  • 少数派に必要以上の力を与えない

 
このように比例代表制小選挙区制は表裏一体となっている。
どっちを採用するかの話であるのだがだが日本では混ぜてしまえとなって小選挙区比例代表並立制となった。

*1:日本の場合どう順位あり。その場合小選挙区でどれほど当選に迫ったかで決める

*2:日本の場合個人にも投票することができるので個人名の多い順に決める

*3:例え得票数が多くとも議席配分で負けることがある