ローゼンメイデン・トロイメント 第十二話 少女

あからさまな真紅びいきだな。
反戦を必死で訴えてる真紅。しかし、周りは許してくれないわけで……
なんかライバル関係が第三者にいきなり邪魔されたという。つーか水銀燈がやられた瞬間に地面揺れたんですが……これって自分だけだよね?
なんか技のオンパレードだな。気合入ってる。
JUNの言葉はそのまま反戦で使えるな。いや悪くはないし、意思を持った言葉だからいいけど……まあ結果はね。
弟子の暴走で全てを片付けたのか……まあ終わらせるためにはこれもいい。でも超展開臭が
すごくする。
つーかJUNは槐の首筋を掴むんじゃなくてグーで殴ればもっとよかったな。
あ、薔薇水晶壊れた。
ラプラスの魔が戯れにやったというオチか。
そしてエンディングとしてはどこか完全にハッピーになりきれないが、話はこれからだという話。希望はあるのだけれどもそれが完全に伝わってこない。だからこんな胸糞の悪い終わり方をしているわけだ。
前作は、「今に目を向けること」がやりたかったことで成功させたのに、それに満足して戦うことをやめたがゆえに、他の悪意から侵略され、悲劇と失うべきではないものを失った、というのが今作の肝だったと思える。だから真紅やJUNの台詞がどうもきれい事に聞こえる。まあアリスゲームそれ自体の矛盾点にそれとなく気付いたから、という風味には仕上がっている。でも視聴者の心情としては、その矛盾点をはっきりとつくというやるべきことをやらなかったことによって起こった悲劇をずっと見せられてきたわけで、失敗したことをあえて見ていると思うと評価はきつくなる。
自分はそういう嫌な部分、失敗した部分に焦点を当てているという部分において逆に評価したい。はっきりとした欝じゃない。けれども、どこか自分の神経を(悪く言うと)逆撫でするような作品というのは、逆撫でされた神経を画面に向かって叫ぶことでストレスを発散している気がするから。
もっとも最近こういう系統の作品が増えてきている気がするけれども。まあいいか終わりよければ全てよしだ。